江戸風鈴を昔ながらの方法で職人がすべて手作りで製作している工房は東京で2軒あります。一つが江戸川にある篠原風鈴本舗、もう一つが御徒町にある篠原まるよし風鈴です。
篠原風鈴本舗は、江戸時代からの方法で製作しているガラス風鈴を1960年に「江戸風鈴」と名付けた篠原儀治(よしはる)氏と、その長男の篠原裕(ゆたか)氏が製作をしている工房です。
篠原まるよし風鈴は、篠原儀治氏の次男である篠原正義(まさよし)氏が独立して営んでいる工房です。
どちらも風鈴の販売も、製作体験、絵付け体験も行っていますので、興味のある方はお近くの工房を訪ねられるとよいでしょう。製作体験に関しては、風鈴繁忙期の7月、8月、9月上旬はやっていないので、その時期を外して行かれるとよいかと思います。
それぞれ公式ページがありますので、それらの情報とアクセス情報をまとめておきます。
篠原風鈴本舗
(画像はMATCHA様より)篠原風鈴本舗5代目であり、江戸風鈴の名付け親である篠原儀治氏とその長男、裕氏、そしてお弟子さんが2人いる江戸風鈴の本家であり、1日300~400個程度風鈴を作る最大の製作工房。
元々は浅草(鶯谷)にあったが、向島を経て、現在の江戸川の地に。江戸川にある理由は、当時江戸川はほおずきの産地だったので、毎年7月9日、10日に行われる浅草のほおずき市でほおずきと風鈴をセットにしてよく売れたからとのこと。
ちなみに現在はほおずきの生産はほとんどが茨城県で、江戸川には2軒しか農家がありません。また、現在のほおずき市の風鈴はほとんどが江戸風鈴ではない中国産の格安風鈴になってしまっています。
住所:〒133-0065 東京都江戸川区南篠崎町4-22-5
電話番号:03-3670-2512
メールアドレス:honpo55@nifty.com
篠原風鈴本舗へのアクセス:都営新宿線瑞江(みずえ)駅から徒歩13分、または同駅から京成バスのバス停共育プラザ南篠崎で下車し徒歩4分
風鈴体験の料金:絵付けのみ:1200円、ガラス吹きから絵付けまで全部:1700円
HP:http://www.edofurin.com/index.html
facebook:https://www.facebook.com/pages/有限会社篠原風鈴本舗/1450508828575664
篠原まるよし風鈴
(画像は定食屋さんの簡単レシピ様より)篠原儀治氏の次男である篠原正義氏が篠原風鈴本舗から独立して御徒町で営んでいる工房。風鈴製作のすべての工程に携われる職人が正義氏ひとりなため、1日に製作できる風鈴の数は40個ほどと本家より少ないですが、工房は山手線の御徒町駅から歩いていけるアクセスの良い場所にあるので、例えば修学旅行での風鈴体験など、お店に直接行きたい場合はこちらが便利かもしれません。
ちなみに新御徒町駅前の佐竹商店街の中にお店があるので、別名佐竹工房ともいいますが、篠原まるよし風鈴の工房はここ1つです。
住所:〒110-0016 東京都台東区台東4-25-10
電話番号:03-3832-0227
メールアドレス:maruyosi@sam.hi-ho.ne.jp
篠原まるよし風鈴へのアクセス:都営大江戸線新御徒町駅から徒歩2分、またはJR山手線御徒町駅から徒歩8分
風鈴体験の料金:絵付けのみ:1200円、ガラス吹きから絵付けまで全部:1700円
HP:http://www.sam.hi-ho.ne.jp/maruyosi/